TCP/IPの勉強をしていて、レイヤー2のイーサネットフレーム、レイヤー3のIPデータグラムの中身が
実際にどんなものが送られているのかを、実際に自分の目で確かめたいと思い、Wiresharkというソフトウェア
を使ってみました。
Wireshark

ネットワーク上で何が起こっているのかを可視化できるソフトウェアです。
例えば、TCP/IPを座学で勉強するだけではイメージしにくいので、実際に僕たちが行なっている通信では、どんなデータが送られているのかを可視化することで、理解を深めることができるなど、ネットワーク初心者でも有効に使うことができます。
Wiresharkのダウンロード
以下の記事に詳しく書かれているので、参考にしてください。
イーサネットフレーム・IPデータグラムを確認
TCP/IPのレイヤー2・3を勉強していて、実際にカプセル化されて送られているのかを確認します。
まず、イーサネット・IPではカプセル化されるにあたり、どのようなデータが付与されるのか確認しましょう。
イーサネットフレーム
- 送信先・送信元のMACアドレス
- タイプ
以上の2つの値が付与されている。
IPデータグラム
- 送信元IPアドレス
- 宛先IPアドレス
- バージョン
など複数の値が付与されている。
では、実際にWireshakrを使って確認していきましょう。

赤ワクが、レイヤー2のイーサネットフレームです。
中身を確認してみると、
- Destination = 宛先MACアドレス
- Source = 送信元 MACアドレス
- Type = IPのバージョン(今回はv4になっている)
付与された状態になっているのが確認できる。
一方で、青ワクのレイヤー3のIPデータグラムの中身を確認してみると
- Src = 送信元IPアドレス
- Dst = 宛先IPアドレス
- Version = バージョン(今回はv4)
- などなど
が付与されているのが確認できる。
まとめ
このように、TCP/IPプロトコル群の各レイヤーでどんな値が付与されてカプセル化されているのかを
確認できるので、勉強にはもってこいです!
ぜひ使ってみてください。
参考文献
https://knowledge.sakura.ad.jp/6286/
https://qiita.com/To_BB/items/9079de8f2dfc86a261fa
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